【 団塊ひとり】なでしこ、ドイツ破り初の4強…W杯準々決勝 おめでとう!

読売新聞より
なでしこ、ドイツ破り初の4強…W杯準々決勝
. サッカー女子のワールドカップ(W杯)ドイツ大会は9日夜(日本時間10日未明)、ウォルフスブルクで準々決勝の日本―ドイツが行われ、日本が延長の末に1―0で3連覇を狙ったドイツを破り、初の4強進出を果たした
 日本は過去3戦と同じスタメン。両チーム譲らず90分を終えて0―0。日本は延長後半の108分、途中出場の丸山(千葉)のゴールで先制。その後も体を張った守備で、リードを守りきった。
 日本の過去最高成績は、1995年スウェーデン大会のベスト8だった。
 日本の次戦は13日午後8時45分(日本時間14日午前3時45分)からの準決勝。10日に行われる準々決勝のスウェーデン―オーストラリアの勝者と対戦する。(読売新聞WEBより)

 女子サッカーなでしこジャパン」が準決勝に進出した。日本国内の暗い雰囲気を打ち消す明るい快挙である。

 私は「なでしこジャパン」の試合姿に、いわば昔ながらの大和撫子というイメージとも違う、また巴御前に代表される女武者の系譜とも異なる印象を持っている。もちろん「凛とし清らかな美しさ」がないという訳ではない。巴御前のようなファイティングスピリットがない、という意味でももちろんない。両者を併せ持ちながらそのどちらにも断定できない何かを感じるからだ。例えて言うならば、「男もすなる蹴球とかいふものを女もしてみんとてするなり」という気持ちで、「楽しんで」サッカーに興じている自然な姿を見いだすのだ。時には気負いや期待で小さくなってしまう男子のサッカーと比べて、なんとも自然である、なんとも爽やかである。

 監督の談話もいい。「ドイツの力も誇りもともにして次の試合に臨みたい」これまた爽やかである。
勝っておごらず、かといって敗者を卑小化していない。

 選挙に勝って「おごり高ぶり」、敗北が近づくと言葉をもてあそびペテンのような政治を続け、相手に対する批判や弁解に終始し延命を図ろうとする民主党やカン首相とは雲泥の差だ。

 なでしこジャパンの活躍を心から祈りたい。