2015-01-01から1年間の記事一覧

【団塊ひとり】歴史的な住民投票 大阪都構想を巡る抗争の意義 

「大阪都構想」の結果が出た。予想以上の僅差だった。大阪維新の党という一地方政党が、日本国の与党である自民党の一部・公明党および野党の民主党や共産党などの与野党連合を相手に「大坂の陣」で、対等に戦ったという事実は大きなものがある。もう少し組…

【団塊ひとり】テレビ朝日は「転向」したのか。

最近の一部メディア、特にテレビ朝日系列の報道番組に「変化」が出ているという記事が目立つようになった。報道姿勢が精彩を欠いているというのだ。例えば水島宏明氏は「東洋経済オンライン」の記事で次のように述べている。 「テレビ朝日系列の『報道ステー…

【団塊ひとり】「天声人語」の論旨 スイス国軍と自衛隊

1日の「天声人語」の文章がよく理解できない。書き出しは「終戦間もない1949年、日本を「太平洋のスイスに」と語った人がいる。ほかならぬ占領軍のトップ、マッカーサー元帥だ。」だ。これだけを読めば、朝日新聞が日本が「太平洋のスイス」になる事を肯…

【団塊ひとり】ジャーナリストとスパイとの差

今朝の朝日新聞の社説を読んだ。「外務省の広報―報道の自由を損なう」という一文だ。「日本政府は外国メディアに不当な圧力をかけているのではないか。そう疑われても仕方のない事態が起きている。」として日本政府を批判している。 朝日新聞の記事がもし本…

【団塊ひとり】今の時点でのAIIB不参加は正しい選択だ。

首相官邸にドローンを飛ばした男が逮捕されたが、罪状はなんと威力業務妨害罪。日本という国のおかしさがよく出ている罪状だ。「有事」に対する法整備が全くなされていない。これがロシア・中国だったら国家反逆罪・テロ実行罪などの重罪になろう。戦後日本…

【団塊ひとり】安倍首相談話 戦後70年 戦前の日本と戦後の中国

中国が戦後70周年に向けての安倍首相談話を牽制している。またその意向を受けた一部の新聞社も、盛んに政府攻撃を強めている。 中国のような全体主義国家について70年という期間は象徴的だ。共産主義の本家ソビエトの社会体制が、ほぼ70年で崩壊しているか…

【団塊ひとり】アジアの「戦勝国」は、歴史の基本を学び直す必要がある。

中国の国防費が公式発表だけで日本の3倍を超えた。さすがの朝日新聞さえも昨日の社説で「世界を脅かすような無謀な軍事大国化の道を歩むべきではない」と、釘を刺さねばならないほどだ。秘密大国中国だから、実際の国防費はさらに膨らんでいることだろう。…

【団塊ひとり】チャップリンの映画「独裁者」とSF映画「アイアン・スカイ」

米SFドラマ「スター・トレック」で耳がとがった「ミスター・スポック」を演じた米国の俳優レナード・ニモイさんが死去した。地球人とのハーフであり、それゆえ人間的な感情を否定しようとする異星人の役割だったが、私は逆にそのことが妙に人間くさくて好…

【団塊ひとり】韓国は日本の「町内会」の一員ではない。

読売新聞が自民党の総務会長二階俊博氏の特集を組んでいる。二階氏は韓国に大量の交流団を引き連れ、さらに5月の訪中時には、3000人の大交流団を率いる予定らしい。「交流」を機に落ちぶれていった古いタイプの自民型政治家である小沢一郎の轍を踏まな…

【団塊ひとり】日本国憲法と「猿の惑星」のザイアス博士

昔「猿の惑星」という映画を見た。なぜかオランウータンのザイアス博士の存在が忘れられない。彼は自分たちが信じてきた歴史観や世界観が根本的に覆ることを恐れ、新しい知識や考えを危険なものとして排斥する。彼らにとって、この世界を支配するのは「猿」…

【団塊ひとり】東京マラソンの成功、そして与那国住民投票で陸自配備賛成という結果

東京マラソンが無事終了した。ムハンマドの風刺画を掲載した出版社や書店などに対するテロもなかった。 かつて「悪魔の詩」を翻訳した大学教授が、なすすべもなく日本の大学構内で殺害された事実もある。欧米では「悪魔の詩」を翻訳した人間を、国家全体が守…

【団塊ひとり】「イスラム国事件」「人生そのもの否定された」「逮捕されたら旅券没収される」旅券返納の杉本さんが会見

外務省から旅券返納命令を受けた自称「フリーカメラマン」、杉本祐一氏が「報道の自由、取材の自由が奪われ、私の人生そのものを否定された」と述べているらしい。【引用】・・イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」による日本人殺害事件を受け、シリアに…

【団塊ひとり】政府支持率上昇の背景・・ISIL報道と国民の意識

ISILに対する、政府と野党の間の国会論戦がどうもかみ合わない。例えば共産党の小池氏が、首相のカイロでの演説を批判して、「テロに屈することと慎重に言葉を選ぶことは違う」と追求すると、首相は「テロリストに過度な気配りをする必要は全くない」と反論…

【団塊ひとり】ISILとの戦い・・・・21世紀も「戦争の世紀」になるのだろうか?

テロに対抗する方法として、無力な我々にも出来ることがある。それは少なくとも、テロ集団を「イスラム国」と呼ぶことをやめることだ。言葉は本来の意義から離れて一人歩きすることがある。それを避けるためには、まず呼称を変えることだ。 そして、マスコミ…

【団塊ひとり】 後藤氏の遺志を受け継ぐために

よく「あんないい人がどうして」殺されるのか、と殺人者の動機を何かに求めようとする人がいるが、ただ「人を殺してみたかった」という理由だけで殺人を犯す人間もいる。彼らの行動を、理屈をいろいろとつけて説明することは何の意味も持たない。また、ある…

【団塊ひとり】ヨルダン軍パイロットのムアズ・カサースベ氏(26)の殺害

今朝のニュースは「ヨルダン人パイロット」の殺害で始まった。ヨルダンのパイロットは、すでに殺害されているのではないかと「予想」されていたが、それが証明されてしまった。しかも生きながら焼き殺されるというむごたらしい方法で。イスラムの通念では「…

【団塊ひとり】ISIL(イスラム国)の目的と日本人の心構え

国会の「論戦」に注意しているが、今のところ「イスラム国」事件に対して野党は政府追及に対して、予想したほど強硬ではない。おそらく日本政府の人道支援を批判することが難しいからだろう。 今の時点では日本のマスコミ報道には2種類あるようだ。一つは日…

「国」を僭称するISILの蛮行と報道のあり方

昨年の7月以来、久しぶりにブログを書く。別に病気であったわけではなく、断筆宣言したわけでもなく、ただ書く気にならなかっただけだ。毎日何らかのコメントを書かねばならないプロではなく、オピニオンリーダーとして期待されているわけではないという、気…