【団塊ひとり】対馬の寺の仏像返還拒否の真の目的


フィリピン外務省の報道官が北京の飲食店に「日本、フィリピン、ベトナムのお客と犬はお断り」の表示があることに懸念を表明。聖火リレーナチスをまねた中国が、同じ事をしている。かつてヒトラーの仮装をしてはしゃいだ日本の首相がいたが、今の日本は大丈夫か?

 対馬の寺の仏像は返還しないと朝鮮の裁判所。倭寇が略奪したものだからだそうだ。日本にある古いお経。漢籍。それらがもし数百年前の個人的な友情によって贈与されたものであれば取得証明はおそらく不可能。日本側の伝承は高麗が儒教を重視し仏教を排斥したときに保護する目的で仏像を守ったと言うことだ。勿論朝鮮人は信じないだろう。寺院破壊の混乱時の時に公式な証明書を受け取ることは不可能。むしろ朝鮮の裁判所が倭寇の誰が何時、どこで、誰から略奪したかという歴史的な証明をする必要がある。またその前に「倭寇」という概念を明らかにしてほしい。

 初期倭寇の行為はモンゴルの手先となって日本に対する侵略行為を行った高麗人(朝鮮人)への正当な報復である。後期倭寇頭目が王直という中国人であることからもわかるように、中国人が多数派。また「倭寇」の中に反政府活動を目的とした中国人・朝鮮人が含まれているのは事実。これは現在の反日活動の中に反政府活動が含まれているのと同じだ。自分に反対するものを「倭寇」とひとくくりにし、全て日本人のせいにするのは正しい歴史感覚を持てないからだろう。

 朝鮮人は口を開けば朝鮮に対する日本の「蛮行」を強調するが、近代の日本兵の中には「朝鮮人」も多く含まれていたことを忘れているのではないか。野蛮な行為に対して、それが「朝鮮」系日本人の行為なのか、「大和」系日本人の行為なのかの緻密な検証を実施しているのか。実際、新しい女性大統領の父親の朴正煕だって当時は高木正雄という日本名を持つ「親日」日本人将校だったではないか。現在も日本名で生活し犯罪に手を染める「なりすまし」日本人は多い。朝鮮流に言えば朴正煕は「倭寇」である、その娘は「倭寇」の一族になる。

 朝鮮の裁判所の考えに従えば、もし朝鮮国内に浮世絵や日本の刀剣があったら、盗品であるという疑いをかけてもよいことになる。そして全てに正当に取得したという証明がなければ返還要求する権利が発生する。ならば「被害国」は一斉に訴訟を起こすべきだ。しかし、そうなったら大英博物館を始めとする世界の博物館は困るだろう。

 朝鮮人は常に被害者ぶるが、清少納言の時代には刀伊(女真族)の手先になって日本を侵略、日本人を拉致。その後も、モンゴルの手先になって日本人を虐殺。こんどは中国の手先になろうとしている。朝鮮人は手先になるのが得意なようだ。「手先」でいれば、どんな暴虐をしても罪から免れると思っているのだろうか。自分は加害者ではないと安心できるのだろうか。この点では中国名で堂々と悪行をはたらく中国人の「見識」にはるかに及ばない。完全な被害者というものは国家間では存在しないのだ。

 中国や朝鮮はそろそろ天に向けて吐いたつばが、自分の顔に降りかかる頃だという自覚を持ってほしい。そして日本の政治家も彼等を他山の石として、発言には気をつけてほしい。低レベルな言い争いは、マスコミや我々庶民に任せればすむことだから。

 しかし、もしかしたら低レベルに見える日本人への攻撃は、実際は女性大統領の立場を困難にするための高等戦略なのかも知れない。そう思ったのは、いまケーブルTVで放映中の中国歴史ドラマ「孫子の兵法」に感化されすぎた為かも知れない。恐るべしマインドコントロール。反省。