【団塊ひとり】中国の尖閣測量、官房長官「受け入れられない」  中国の挑戦にひるむな


 中国が尖閣諸島の正確な地図を作成するため、測量隊員を同諸島に上陸させ、測量のための標識を設置することを検討しているらしい。今までいかに民主党政権が誤ったサインを送っていたか、中国がいかに日本を小馬鹿にしているかが分かる。

【引用】
 菅官房長官は13日午前の記者会見で、中国の当局者が国内メディアに対し、尖閣諸島沖縄県石垣市)の測量を検討していると語っていることについて、「全く受け入れられない」と述べて批判した。
 中国側が上陸した場合には「尖閣は紛れもない日本の領土であり、そうしたことに基づいて対応する」と述べ、国内法に基づき対処する方針を示した。
 中国紙「京華時報」などは今月に入り、中国国家測絵地理情報局幹部の話として、尖閣諸島の正確な地図を作成するため、測量隊員を同諸島に上陸させ、測量のための標識を設置することを検討していると伝えている。(2013年3月13日読売新聞)

 国内法に基づいて対処する。かつて野田元首相もそう啖呵を切ったが、結局、腰砕けになった。こんどは大丈夫だろうか。言葉を信用していいのだろうか。中国の測量計画は、安倍政権の本気度がわかる大事な試金石になるだろう。

 かりに測量隊が強行上陸したらその瞬間に逮捕すべきだ。その瞬間の映像を全世界に流して、尖閣を本当に実効支配をしているのは誰かを知らせるべきだ。強く出れば日本は必ず引くと錯覚している中国に今までの民主党のような売国政府とは異なることを安倍政権は示す必要がある。中国政府に恥をかかせる絶好の機会だ。勿論、裁判にかけることは言うまでもない。

 中国が大量の「偽装漁船」を送り込んできた時は、煙幕を張ったり海上に漂流物を流して相手を混乱させよう。さすがに機雷を敷設することは無理だろうが、シーシェパードに使用した音響兵器を使用してもよい。とにかく身体を張って日本の意志を見せなければいけない。また日本漁船も協力すべきだろう。中国「漁船」はおそらく日本漁船に襲いかかるはずだ。それらは全て同時中継して、全ての非は中国にあることを世界に示そう。世界のジャーナリストに報道させるのはもちろんだ。もっとも愚かな行為は民主党がやったように全てを隠蔽することだ。今回は毅然とした態度をとって欲しい。

 尖閣の日本の対応を注視しているのは朝鮮やロシアだけではない。ベトナムフィリッピンチベットウイグルなども無関心ではおられないはずだ。もし中国の測量隊が押し返されたり、逮捕されたりすればきっと彼等は勇気づけられるだろう。

 逮捕映像が流されれば中国内で反日運動がわき起こるのは必至だ。中国内の日本企業は焼き討ちにあうだろうし、大使館に中国人がなだれ込むだろう。けが人や死者さえ出るかも知れない。なにしろ義和団の国だ。彼等に国際法は通用しない。

 日本の企業をおそう凶暴な中国人の映像は中国政府に有利に働かない。場合によればチベット侵略やウイグル人弾圧の映像も事前に流しておくことも有効だ。チベット人ウイグル人のコメントがあれば更によい。各地で反中国活動を展開してもらう。中国が日本をチベットウイグルの状態にしようとしていることを世界に印象づけよう。

 しかし、尖閣を未来の騒乱の種にしないため、はやく安定した形にしておくべきだ。もっともいいのは日米合同のレーダーサイトを作ることだ。そして竹島のように戦闘部隊を常駐することだ。戦闘部隊が常駐すれば簡単には手が出せない。

 尖閣が不安定なのは、島が中途半端な形で放置されているからだ。日本の強い意志が見えないことだ。国有化されたとはいえ具体的な形でそれを実感できないので、外敵が島の所有者であると主張したい誘惑に駆られる。これは今までの日本政府にも責任がある。そろそろ悪因を断ち切るべきだ。CMではないが「何時やるか、今でしょ」の気持ちが必要だ。

 心配なのは多くの日本人が戦争などおこりっこないと思っていることだ。が、想像もしなかった巨大地震は発生したし、津波は安全なはずの避難場所を軽く飲み込んでしまった。そして原発は危険な事故を起こした。尖閣で戦闘が起きないという保障などない。政府は早く法律を改正して、あらゆる事態に対処できる体制を作っておく必要がある。

 日本人には守るべきものがある。自分の国を愛する感情、自分の国に言われなき中傷を浴びせるものを許さないという感情・意志・行動。それは決してファシズム等とは関係のない自然な感情だ。国旗すら卑しめられていた不自然な状態から、そろそろ自由になるべき時が来ている。