【団塊ひとり】「歴史問題」・・日本とナチスとの明かな違いを認識すべきだ。

 国会中継を見ていると、阿倍首相が少し早口になってきたようだ。多忙による疲れが原因なのか、国会で発展性のない意地悪な質問を受けるからか。それとも下品なヤジに辟易したのか。同情するが、ここは我慢強く丁寧に答えて欲しい。TVをとおして国民は国会議員の姿勢を見ている。徳は孤ならず必ず隣あり。首相の粘り強い説得はかならず国民に伝わるはずだ。。

 中国の日本批判が異常な段階になってきた。先日も国際会議で「日本は東洋のナチス」と非難。更に中国は平和国家で、今までに他国を侵略したことはないとまで発言。さすがに失笑が漏れたそうだ。

 現在の中国と日本がどちらがナチスに近いか簡単に証明できる。日本語と中国語で「政府は天安門の被害者に謝罪せよ」・「靖国神社参拝反対」と書かれたプラカードを持って北京駅と東京駅の前に立つだけで良い。そこで警察の反応を確認すればいいだけだ。ナチスユダヤ民族絶滅を図ったが、日本はどの民族の絶滅を計画したことはない。ナチスとの違いは明らかだ。

 現在を話題にすれば勝ち目のない中韓は、日本の過去をねつ造して日本を批判する。もちろん日本はそれに反論すべきだが、もっと積極的に日本や中韓との現在を問題にすべきではないか。

 中韓慰安婦問題や南京事件を持ち出してくれば、日本は現在の状況を説明することで反論すべきだ。同時に文化大革命における中国人による自国民大虐殺。ベトナム戦争における韓国兵士によるベトナム人女性へのレイプと虐殺。それに対する中韓政府の姿勢を世界に尋ねるべきだ。今の日本人は今の中韓のような残虐な行為とは無縁だ。そのことをもっと世界に宣伝すべきだ。

 日本軍が実行したとされる「南京大虐殺」。なんらかの「虐殺」が無かったと言うことは出来ないだろう。ただ、中国が証拠として提出している写真の多くがねつ造であったことが判明している。むごたらしく殺害された女性が実は中国人では無く、日本女性であった事実も判明してきている。日本政府はこれらを世界に公表していくべきではないか。

 また誰が「虐殺」の手を下したかは慎重に吟味されるべきだ。ある日本人兵士の証言によると、日本軍が南京に到達したときにはすでに国民党軍と共産軍との戦闘で多くの市民が「虐殺」されていたと言うことだ。また多くの工作員が市民の姿をして破壊工作を行っていたが、工作員の殺害は無抵抗の市民を殺戮することと同列に論ずることは出来ない。

 「カチンの森」で大量に虐殺されたポーランド兵士、少し前までナチスの仕業と思われていたが、最近ではソビエト共産党の虐殺であったことが判明している。「南京」での虐殺の本当の犯人は誰かを調べることは重要だ。日本軍だけなのか、それとも兵士の証言のように国民党軍や共産軍も加担していたのか。それらは明らかにされるべきだ。

 同時に、中国人の「文化大革命における自国民の大虐殺」、韓国における済州島四・三事件の自国民大虐殺、ベトナムでのアメリカ軍によるソンミ村の婦女子への大虐殺。これらと「南京」の事件との比較検証も必要になるだろう。その過程で「虐殺」の定義と真実、そして責任の取り方が明らかになってくるだろう。中国や韓国やアメリカが、日本を非難する資格がある国なのかも明らかになるはずだ。

 また中韓の述べる「慰安婦」とアメリカが戦後の日本で利用したRAAという売春施設、韓国政府が朝鮮戦争時に連合国兵士のために用意した「慰安婦」施設について、これらを比較検討する論文も書かれねばならない。プロバガンダではない本当の事実が必要だ。